ポートレートの撮影

こんにちは、

今日は写真の話です。

ウェブサイトの開設にあたって、Nacasa & Partnersさんにポートレートを撮って頂いた。

実は撮影の少し前にもポートレートを撮っていたんだけど、なかなか考えていた自然な感じにならなくて、友人の紹介で撮って頂く事になった。

現場は、終止、楽しい数時間だった。

トレーシングペーパーをひいたり、照明を一つ一つ調整したりという実に丁寧な下準備の光景を目にすると、僕の知っている商品撮影が思い出され、はっとする。

どこかポートレート撮影というと、もう少し気軽に撮る感じが先入観であった。考えてみれば、人も立体の物質なので、そういう意味では、照明などの段取りは近いものがある。

そして、撮影に入り、いざ、セッティングされた中で自分が被写体になると、照れてしまう。そんな中で、おかしな事を言ってみたり、どきっとする様なことを言われながら撮影が進んでいった。結果、僕だけじゃなくて3人ともに「その顔よくするする」という、自然でらしいポートレートになったと思う。

僕がどうして、こんなにポートレートにこだわったかというと、それは、ポートレート写真の力を感じていたからだ。僕は人のポートレートを見るのが好きだった。その人のパワフルさや、鋭さ、冷静さ、シャイ、頑固さ、優しさ、のような言葉にもできるその人らしい力が、良いポートレートにはちゃんとある。以前に紹介したグレングールドマルコピエールホワイトのポートレートは見入ってしまう。

しかし、初対面でも自然な表情やそのひと独特の感じを一枚の写真で切り取る技術は大変なものだと分かった。

 

kosuke shimada / 嶋田耕介

 

 

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